浪越指圧とは

指圧の心 母ごころ おせば生命の泉湧く

浪越徳治郎

指圧は浪越徳治郎により大正14年に創始され、現代まで広がってきました。

指圧の基本点は生理学的、解剖学的に体系づけられた活力を促すバイタルポイント(指圧点)であり、疾病の予防と治療を目的として身体の表面に定められた指圧点を手指のみによって押圧することで、ゆるやかに気持ちよく筋肉に浸透し、神経、血管、リンパ、ホルモンに作用すると60兆の細胞が活性化され、内臓の働きも促進されます。また、筋組織の活力が促され骨格筋が柔軟になる効果も期待できます。


指圧は人間の身体に本来備わっている自然治癒力の働きを促進し、乳酸や炭酸ガスなどの疲労物質を取り除き、健康を増進させます。
予防医学の観点からも定期的に指圧を受けることにより、免疫力を向上させることが大切なのです。

人体の各器官の働きをオーケストラの演奏にたとえるならば、演奏を調和させるには指揮者が必要です。その指揮が指圧操作であり健康というシンフォニーを奏でることができるのです。

浪越徳治郎の基本理念である「母ごころ」とは、すなわち母親が自分の子供に対して持つ無限の愛情のように、指圧を受けられる患者さんに対しても、「その方の母親であればどのように考え、接するか」という思いやりの気持ちで指圧を施術します。

これが「浪越指圧」なのです。

浪越指圧と生体機能